【社会】看護士が誤って落とした注射針が男児の目に刺さり大けが－愛知

パクス・ロマーナφ ★

愛知県常滑市の同市民病院（外畑巌院長）で一昨年８月、看護師（２８）が誤って
落とした注射器の針が、入院中の男児（９）の右目に刺さり、外傷性白内障などの
大けがをさせていたことが１９日、わかった。男児は右目の視力が０・０３に低下し
（左目は１・２）、現在も別の病院で通院治療を続けている。
同市は昨年１１月３０日付で、看護師を減給１か月（１０分の１）の懲戒処分、外畑
院長ら幹部５人を訓告処分にした。

病院によると、男児は２０００年８月１２日、アレルギー性の病気で小児科に入院した。
２日後、看護師が注射器の針にはめたキャップ部分を持って、男児の顔の上で点滴の
片づけ作業などをしていたところ、キャップから注射器が抜け落ち、ベッドでバウンド
して、あおむけに寝ていた男児の右目に刺さった。注射器は点滴チューブの薬液を
抜くために使用したが、看護師は抜き取り後も持ったまま作業していた。

同病院は、角膜を縫うなどの応急処置をしたうえ、別の病院で目の手術を受けさせた
が、男児は再手術の必要があり、常滑市が治療費を支払っている。

外畑院長は「誠に申し訳ない。患者の顔の上で注射器を扱わないことなどを徹底させ、
再発防止に努めている」と陳謝している。

引用元
http://www.yomiuri.co.jp/00/20021220i101.htm