続報

●開園中のサファリ、ライオンにかまれ監視員死亡…大分●
２３日午後４時４５分ごろ、大分県安心院（あじむ）町南畑
「九州自然動物公園アフリカンサファリ」（塩津義雄園長）で、
車で巡回中の同県別府市照波園町、監視員高原康敬さん（６０）が
ライオン数頭に腹や胸などをかまれ、病院に運ばれたが既に死亡していた。
宇佐署などの調べによると、高原さんは閉園準備のため、他の監視員２人と
ともに別々のジープ型の車に乗り、固定されたオリにライオンを追い込む
作業をしていた。うち１人が、ライオンが興奮しているのに気づき、
近づくと数頭が高原さんに群がっていた。そばにはドアの開いた高原さんの
車があった。周辺に客はいなかった。
塩津園長によると、なぜ車のドアが開いていたのかは分からないという。
同園のマニュアルでは、車から降りて追い込むことは禁止されているが、
降りて追い込んだこともあったという監視員の証言もあり、同署は当時の
状況を調べている。
同園は１９７６年５月オープン。同園のライオンは５８頭で、この日は
２６頭を放していた。高原さんは７７年入社。主に飼育関係を担当し、
通算１０年間、ライオンの面倒を見ていたという。同園は２４日から
当分の間、閉園する。
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030423i311.htm